靴の中の足が全く蒸れなくなった話
社会人になって以来、10数年に渡って靴の中の足が蒸れ続けてきた。
今の会社に転職する前の会社はオフィスでサンダルに履き替えてOKだったので特に気にならなかったが、現在の会社は謎のエリート意識が高く履き替えられないので大変だ。
時折靴に隙間を空けて換気したり、我慢できない時は靴を脱いでしまうこともあった。
靴を脱いでいると周りの目も気になるし、実際に裏口を叩かれていたと思う。(あの人靴脱いでるよね...臭いよね...など)
それでも脱ぎたいのだ。
もちろんこれまで何の対策も打ってこなかったわけではない。
当然ながらDr.Scholl(ドクター・ショール)の消臭スプレーも試したし、GRAND'S REMEDY(グランズ・レメディ)の白い粉も定期的に靴の中に希望と共に振りまいてきた。
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靴自体も防水・防風・透湿で有名なGoreTex素材のものや靴底から空気を通すタイプの靴を試したこともあった。
たしかにどれも多少なり効果は感じられたが、それでも「蒸れた足を換気したくなる感覚」は0にはならなかった。
それが、ここにきて0になったのである。苦節10数年、悩んできた課題が一気に解決した。
背景は、会社の服装規定が大幅に緩和され私服OKとなったことだ。
しばらくの間は様子を見るためにオフィス・カジュアルをキープしていたが、徐々に完全な私服に移行する人も出てきたことで、却ってスーツやオフィス・カジュアルが目立つようになってきたこともあり、私も私服に近い格好に移行した。
(私自身、ファッションは良い意味でも悪い意味でもできるだけ目立たないように心がけている。学生の頃はファッションにハマった時期もあったが、今となっては誰にも気に留められない"印象ナシ"の状態が一番心地良い。)
おそらく流れを先読みして「どうせ靴をスニーカーに変えたんでしょ?」と考える方もいらっしゃるかと思うが、残念ながら違う。
たしかに私服に移行するタイミングで靴もスニーカーに変更したが、大幅な改善は感じられなかった。
少し話はそれるが、私が趣味で登山を楽しんでいる。
といっても年に3〜4回の頻度であるが、テント泊の縦走経験があるくらいに嗜んでいる。
ただ、子供が生まれてから数年は登山は見送っていた期間が続いた。
やはり1回登山に行くと丸1日潰れるため妻含めて家庭への負担を考慮せざるを得ないからだ。
子供も少し大きくなり妻の負担も減ってきた感触があったため昨年から登山の趣味を再開した。
そして再開するにあたってギアやウェアを新調した。もちろん登山用の靴下も。
そう、登山用の靴下をオフィスウェアとして履いていったのである。
目的は防寒であったが、ふと異変に気づいた。足が全く蒸れない。
オフィスに居る間に一度も「蒸れた足を換気したくなる感覚」が起きなかった。
10数年の間、悩んできた私に衝撃が走った。むしろなぜこれまで試してこなかったのか不思議に思った。
登山用の靴下は当然ながら長時間の歩行を快適に過ごすために「吸湿性」を兼ね揃えている。
これが圧倒的に効果抜群だった。
ちなみにオフィスに履いていった登山用の靴下はこれ。
Amazonのセール中に既に4足購入した。
これからはスーツ屋やユニクロで売っている「速乾」や「防臭」の靴下の購入は控え、「吸湿性」の高い靴下を購入するようにしようと思う。
これまで私の靴や足が原因で不快な思いをさせてきた上司、同僚の皆様には心よりお詫びを申し上げるとと共に今後の私の活躍に大いに期待してほしい。